第14回  応募作品 3,000編
優良賞受賞作品

付 春香さん

『夢を夢で終わらせないで』  付 春香 (電子機器組立)

 日本に来て始めに、私は船上山少年自然の家という所で1ヶ月位の日本語コースを受けました。当時の先生は皆に同じ質問をしました。「あなたは何で日本に来たの?」「進んでいる技術はもちろん、日本語も覚えたいです、こういう目的を持って来日したのです」と私は答えました。

 職場に入ると仕事や生活になかなか慣れないので、毎日疲れてしまいました。本を開く気力もなくなってしまい、このまま日本語のことは棚にあげてしまったんです。先生はこういう状態を知りました。わざわざ手紙を下さいました。「お前の来日目的は何なのだ?世の中に夢を夢で終わらせる人は沢山いるが、夢に向かっていく人も半分くらいはいるだろう。だけど夢を実現する人はほとんの一握りだ。それはそれで、あなたの夢に向かって努力しないまま諦めてしまうのはいいと思うの?」

 この手紙がなければ、私はまだどっちつかずの生活を送っていたかもしれません。その後、毎日少なくても2時間かけて日本語を勉強しました。すると、だんだんうまくなってきました。去年7月に日本語能力試験の受験願書に2級と書き、チャレンジしました。

 しかし、2級を取るには、何千の単語を覚えなければならないし、2級の文法も勉強し、聴解も練習し、日本語の文章を読む練習もしなければならないし、それに「まだ1年目なので多分合格できないよ」とよく言われたんです。その時やめたい気持ちで一杯でした。でもやらないで後悔するより、まず挑戦しようという決心はだんだん強くなってきました。

 しれからというものは、朝5時半起き、夜11時寝るというスケジュールを守って生活しました。休日、他の人がのんびり休み遊びに出かけることができるなんて、本当に羨ましかったのです。でも単語も覚えていない、テープも聞いていない、文法もよく理解できないなどと思うと勉強を続けるしかなかったのです。分からないことがあったら、すぐに日本人なり先生なりに伺いました。皆さんはいつも親切に教えて下さいました。

 やっと、自分の努力や皆様の助けのもとに、私は順調に2級合格しました。本当に嬉しかったです。今、私は今年1級合格を目指してます。これから「夢を夢で終わらせてはいけない」と銘記して「努力したら、必ずできる」と自覚して一生懸命頑張っていきたいと思います。

 研修生の皆さんも一人一人各自夢を持っているでしょう。それに向かって諦めずに頑張っていけば、皆さんの祖国も日本のように発展できます。それに世界中の科学技術や文化などの交流ももっと早くできると私は堅く信じてます。皆さん、頑張ろうではありませんか。

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